今回は前回「防災のすゝめ、飼い主の役割①」の続き。
こちらに「東日本大震災における被災動物対応記録集 – 東日本大震災におけるペットの被災概況]
リンクを貼っておくので確認してみてください。
また、「愛犬防災グッズ準備表」を作成してみたので良ければ使ってみてください。データはページ下部に置いておきます。
飼い主が備えておくべき事
- 日頃の防災対策
- しつけ、健康管理
- 迷子対策
- 避難用品、備蓄品の確保
- 避難所、避難ルートの確認
- 楽観的な考えは持たない事
順番に見ていきましょう。
日頃の防災対策
人間、体験したことのない事はいまいちピンと来ないですが、「車の任意保険」「生命保険」等に加入してる人はなぜ加入しているのか?もしもの事があったら困るから加入しているのだと思います。
2019年の10月に上陸した台風19号、覚えてますか?「養生テープ」「ブルーシート」などが店から軒並み無くなったことがありましたね。
台風上陸します!今回のは大型で注意してください!とニュース等で流れたらすでに遅いです、いつ来ても大丈夫な様にしておく事は本当に大事。
地震にも気を付けなくてはいけません、台風などと違い地震は予知できません。これこそいつ来るかわかりません。
「家具の固定」「避難経路の障害物」等は大丈夫ですか?引き戸、押戸共に、強い地震などでは歪んで開かなくなるなどの危険性もあります。
我が家の防災対策は倒れて困るような大きい家具を置いていません、全部クローゼット内に収まるようにする事で危険を減らしています。玄関などから出られない場合は、リビングの窓がガラスなのでそこを割って出る事が出来ます。
飼い主に何かあったら何も守ることなど出来ません。
何かが有ったからでは遅いです、大切な家族、愛犬を守れる状態にしておきましょう。
しつけ・健康管理
これに関しては、出来ている方が多いと思いますが具体的にはどういう事か。
- 「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけ
- ケージ、キャリーバッグに嫌がらずに入る
- 不必要に人に向かって吠えない
- 人や動物を怖がって攻撃的にならない
- トイレのしつけができている
- 狂犬病予防接種、混合ワクチンの接種
- フィラリア症、寄生虫の予防駆除
- 不妊、去勢手術
不妊、去勢は飼い主の考えが有るので私的には必ずおすすめとは言えませんが、はぐれてしまった際等には困ることもあると思います。
迷子対策
- 首輪
- 迷子札
- 狂犬病予防注射票、鑑札
- マイクロチップ
首輪、迷子札など常日頃から装着している人は、定期的に状態を確認しておくことが大事、物にはよると思いますが首輪などは消耗品です、文字や数字が見えなくなっていないか、切れそうになっていないか注意が必要です。
鑑札は年1回は必ず発行していると思うので毎年更新してください。
マイクロチップ、こちらはペットショップ等では最初から入れた状態での販売をしている所も多くなってきましたね、私の働いていた所もマイクロチップの番号を専用機械で読み込み飼い主さんに確認してもらっていました。
マイクロチップ未装着の方は動物病院で入れる事が可能なので検討中の人は行きつけの動物病院に相談してみてください。細かい情報は後で報告予定です。
避難用品、備蓄品の確保
支援物資が届くまでに少なくても5日~7日かかる場合が多いそうなのでそのくらいの量は最低必要。
- 療養食、薬
- フード、水
- 予備の首輪、リード
- 食器
- ガムテープ
- 飼い主、ペットの情報
- ペットの写真
- ワクチン接種状況、健康状態、病院などの情報
- ペットシーツ
- トイレ処理用品
- タオル、ブラシ
- おもちゃ
準備方法は、フードなどは無くなりそうになったら買うのではなく、新しい袋を開けたら予備を買う、といったように多めに確保する事でもいいと思います。
また、人間の防災用品と同様ペット関係の書類やグッズを同じ場所に保管することで緊急時に持ち出しやすくなります。
こちらにチェックリストをリンクしておくのでよろしければ活用してみてください。
防災の備えチェックリスト(首相官邸防災HPより)
避難所・避難ルートの確認
情報社会である現在、住んでいる地域の防災計画や、避難所はネットで検索れば出てきます。
そのうえでの確認事項はどういったことか。
- 避難所までの所要時間
- 避難ルート上の危険な場所
- 通行不可時の迂回路
- 避難所でのペットの反応・行動
- 避難所での動物が苦手な人への配慮
- 避難所での飼育環境の確認
避難ルートは各自スタートが違うので指定ルートは無いので避難所までのルートを散歩をしながら考えてみた方が良いと思います。
まとめ・楽観的な考えは絶対に持たない事
楽観的・・・物事をうまくいくものと考えて心配しないさま
この考えが一番重要、楽観視しなければ自然と考え行動できます。
今まで、災害の被害にあってなかったからこれからも大丈夫なんて保証はどこにもありません。
家族の命を守るために日々行動しておくことは絶対に必要。
後悔先に立たず!
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